FXトレードの考え方(FXマインドセット)

トレーダーとしての価値観、思考を学ぶ

・IT業界多重下請け構造

 

※なかなか読者数が増えへんなぁ。タイトルのネタに

興味ある人あんまり、いないんやろか。。。。。。。

 

 

今日は、本業のことを書こ。

木村さんの記事は、ここ半年位から読み出したのだが、

 

【木村岳史の極言暴論!】

 

痛快、かつ面白い。彼の意見 に半分以上は賛同する。

全ての記事は読んでいないのだが、毎回、書かれてい

て 個人的に印象に残るポイントは、

 

・IT業界のビジネス構造、所謂、下請・多重構造はも

 う限界がきている 御用聞きビジネス、人材派遣ビ

 ジネスなんてやめちまえ!

 

・しょーもないIT企業で働いてる奴は、さっさと辞め

 てもっといいとこに転職しろ!

 

・レガシーなシステム(COBOLの資産等)は、50代

 のベテランに任せて、若手、中堅は新しい、トレン

 ドの技術を見につけろ! といった所である。

 

あくまで、私の印象である。 ※間違っていたらすみま

せん。

 

 

 

IT業界の構造(商流

 

私自身は、かつて、大手外資ITベンダーをキャリアを

積んで、現在は中堅Ser に勤めているのだが、このIT

業界の多重下請構造といったものを、外資ITベンダー

時代は、殆ど意識したことはなかった。

 

プライマリーベンダー(顧客と直接契約する1次請ベ

ンダー)としてのポジション であったため、人材要求

は、いつもの取引のあるパートナー様にお願いすると

いっ たことなのだが、そこから下の調達、階層の深さ

については余り意識していなかっ たというのが実情で

ある。

 

なんとなく人材が不足していれば、2次請けのパートナ

ー様がなんとか調達して くるだろうとしか思っていな

い。

 

ただ、多重構造になっているということは、なんとな

く判っていた。

 

その後、諸事情により、中堅Serに転職することになっ

た。

 

2次請主体のSierという位置づけでビジネスをしている。

 

外資ITベンダー(一次請ベンダーの位置)とそのギャッ

プには驚いた。

 

ポイントは、ビジネススタイルの違いと外資と日本の

会社との違いである。

 

木村氏の記事を題材にしていることもあるので、ビジ

ネススタイルの違いに ついて書いてみたい。

 

長年に渡って、システム開発を生業として、一定数以上

(100~)従業員のいる 日本のIT企業は、ほぼ取引先、ビ

ジネス構造(商流)といったところがガチガチに 固まっ

ている。

 

 

どういう風に固まっているかというと、

 

・プライマリーとなるベンダーは、ほぼ特定される

・基本的に、そのベンダーとの関係を強化

・維持していくことに専念する

・案件も定期的に、ほぼプライマリーのベンダーから落

 ちくるし、長期に渡り、開発・維持・メンテを継続

 しているものもある

・長年に渡り開発してきた業務システムは莫大な資産で

 あり、新興・新参者は、入る隙が殆どないし、入れた

 としても対応困難 ※システムの詳細は設計書でなく、

 開発ベンダーSEの遺伝子に組み込まれており、一子相

 伝である(特に金融系の業務システム)

 

こういったスキームが20~30年以上続いていおり、阿吽

のグループ体制、 親会社子会社のようにガチガチに仕上

がっている。

 

これが、鉄より硬い、下請け構造である。

 

こういった下請け構造は、人材の調整弁にもなっている。

 

ビジネスには、デコボコ(波)はあるので必要とするエン

ジニアの数は、常時変動し、 1次請けや2次請けは調整弁

として3次請以降のベンダーを利用するという スタイルが、

どこのIT企業でも出来上がっている。

 

たまに大きなビジネスがプライマリーのベンダーから落ち

てきたりするので、さらに深い階層下からの人材の調達に

奔走することになる。

※海外にオフショアをしたところで、その構造はは然程、

変わらなかった。

 

どのレイヤーのIT企業も、最低限の従業員でビジネスを廻

しており、何かあれば 下請けのベンダーから人材調達をす

るという構造が、何十年に渡って作り上げれ てきたのだ。

 

当然、下層のベンダー(IT企業)へいけば人材コストは叩かれ

まくる。

 

調達は下へ行けば行くほど叩かれ、上登れば登るほど高く

なっていく。

 

契約で利益が乗っけられていくことになるので、当然だよ

ね。

 

こんな構造になっているので、結局一番可愛そうなのは、

下層のエンジニア自身である。

 

中間層は、利益を搾取するだけで一番おいしい。

 

そんなビジネスを、現在は目の当たりにし、かつ、所属す

る会社のポジションを理解しその立場にあったお仕事をす

るということである。(当たり前)

 

プライマリーベンダー以外の営業職の仕事は、それ程、難

しくない、むしろ、簡単である。

 

面談して、ほぼ問題無さそうであれば、下請けとの価格調

整するだけである。

 

それで、上のベンダーにご提案し、価格調整するだけ。

 

それで契約が継続すれば、その期間内は、毎月毎月売上げ

があがる。

 

注意すべきは、酷いレベル(コミュニケーションがとれな

い、技術が無い・アンマッチ等) を取り除くこと。(全て

は取り除けないが。。。。)

 

変なのを提案すると、後々クレームがきて大変な目にあう。

 

こういった業界構造では、エンジニアは幸せにはなれない

ので、下層レイヤーにいる エンジニアは、さっさと転職し

ろと、木村さんは警鐘しているのである。(という理解です)

 

エンジニアは大変であるが、何かの技術を3年以内にしっか

りと身に付け、 それで、さっさといい所に転職すればいいの

である。

 

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仕事内容に納得し、サラリーが上がるなら、迷うことは全く

ない。

 

尚、転職活動をすることで自身な対するリスクは全くといっ

ていいほど無い。

 

パスしなければ、現在の仕事を継続しさらに腕を磨き、次の

機会を待てばよい。

 

 

 

2次請下の契約形態

 

 

そして、もう一つのポイントは契約形態である。

多くは以下ののような形態ではなかろうか。

 

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SES契約というのが殆どで、簡単に説明すると 「作業時

間についてのみ報酬が発生し、成果物に対しての責任は一

切発生しない」 といった、ノーリスクの契約である。

 

その変わりと言ちゃあなんだが、安いということです。

 

だからと言って技術が身に付かないわけではない。

 

そこは、個人個人の仕事に取組む姿勢と努力次第である。

 

若いうちは、できるだけ上流工程ではなく、下流工程での

実務を積んで欲しい。

 

実際のSEという仕事は、下流工程の製造、試験の経験が

無ければ、 わからない。

 

新入社員から大手のプライマリーベンダーに入社すると、

実際の製造経験がなく、リーダーやプロジェクトマネージ

ャーを させられることもある。

 

何度か見たが、やっぱり物作りの経験がないと、わかって

ないので厳しいよね。

 

大手なので、売上高や生産性が求められるので、単独で稼

いでも しれているので、リーダー的な立場に、組み込まれ

てしまう。

 

ビジネスの構造上(商流)仕方ないか。

 

 

 

まとめ

 

・この多重構造社会を変えるには時間がかかる、否、無理

 だろう。

・なので、技術に自信のついてエンジニアは、さっさと上

 のレイヤーへ転職しろ!

 ※最初の3年間は、少なくとも物作り(製造、試験)の現

 場でスキルを磨いて欲しい。うぬぼれでもいいので、イッ

 パシのエンジニア、プログラマーになったら、跳び出そう!

 

以上

 

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