・第５ステップ 修正作業(エントリーの固定化の為）
２回の検証作業で差異が生じたところを修正して
いきたい。
サインとして、どれを生かし、どれを除外するか
を決める作業である。
目的は、前章記載のとおり、エントリーの固定化
である。
エントリーが固定しないことには、検証の意味が
無い。
当然、検証だけではなくリアルトレードのためで
ある。
紙の上では一見、サインは分かり易く思えていた
かもしれないが、 その形は一つとして同じものは
ないといった事に気づいたのでは ないだろうか。
チャートとはそういうもので、その中から自分の
サインを決めることが必要である。
自分のサインとは、客観的なもの
でなく主観的なサインということ
である。
検証作業とは、
・自分のルールのエントリーサインを固定するこ
とである。
・統計的情報取得（実行結果のデータのこと）
であり、正しい検証をするための基礎技術（エン
トリーを固定）マスターするための修正作業をし
たい。
では、どうやって修正作業をすればいいのか、少し
具体的に説明する。
エントリーに差異が生じる理由として上げた例を見
てみよう。
・1回目はサインと思ったが2回目でサインでないと
思った
・1回目はサインと思わなかったが2回目でサインだ
と思った
殆どの理由がこれであり、どれを活かし どれを捨て
るか決めることである。
その決め方の例として、エントリーした中でこれが基
本的な イメージ、形だと思えるものをピックアップし
て欲しい。
ピックアップの仕方としては、
・1回目2回目でエントリーポイントが一致する
・或いは、主観的でいいのでこの形はサインだと自身
が思うもの 勝ち、負けは関係無いのだがやっぱり勝
ちからピックアップする のでも構わない。
悩む形より、自信をもってこれだと思えるものをサイン
に決めればよい。
また、繰返し検証作業をし、自分のサインを修正（対象、
除外）してもよい。
他には、
・移動平均線の角度が上下よくわからない
・ローソク足で、反対方向に髭が長く出ている
微妙
こういった項目を取り除くか、あるいはＭＡの線の太さ
を調整するとかが、修正案として上げられる。
・1回目の結果を記憶していて、それに影響されてはエン
トリした
・1回目の結果を記憶していて、それに影響されてはエン
トリしなかった
・見逃した 1回目に影響された（記憶している）ことで、
間違って影響されて いるというサインは意図的に取り
除いてください。
当たり前ですが、 間違って勝ったところで全く意味があ
りません。
見逃したところでは、見逃さないように注意してください。
これも、修正作業の一環です。
そして、修正方針を固めて3回目の検証を実施して下さい。
尚、まだ統計情報の結果は関係ありません。
良かろうと悪かろうと無視して、あくまで参考程度で眺め
て下さい。
以上
