・IT系企業の誤解、みんな勘違いしてるよ。
※ITの仕事をしているので、たまにはこんな話も。
IT系とか、IT業界とかいうとなんだか華やかで、技術が凄く、
儲かってる業界ってイメージがついている。
いつから勘違いされるようになったのだろうか?
IT系いうても、ジャンルがある。
①IT技術を使って、企業さんの業務システムの開発・維持・
メンテをして稼ぐ
②システム開発で稼ぐのではなく、システムを使ったサービス
で稼ぐ ※典型的なモデルは、ネットを使った商品の販売等
IT系の大多数は、①であって、企業数、業界売上げ比率が圧倒
的に高い。
なんつたって、40-50年の歴史がある。
所謂、伝統的なSier(システムインテグレーター)やソフトハ
ウスと言われて いる企業がそれで、これが、昔からいわれてい
るIT系、IT企業である。
かつて、ITは情シとかコンピュータ業界、システム系とかいって
いた。(今も使われてわいる)
2000年以降、インターネット技術(web等)が発展し、業界の
ビジネス モデルが多様化してきた。
インターネットという言葉が世間的に通じ出したころから、 WEB
の技術を使ったら、何かとIT系とかネット系とかなんでもかんでも、
そう呼ばれる様 になってきた気がする。
IT社長とか、ITベンチャーとか呼ばれ始めたのもこの頃からかな。
IT系と呼ばない企業は、企業としての年数があるところで、WEB
やネットの技術を 使っていようといまいとIT系とは呼ばれない。
上記の①が該当する。
なんだか、変だよね。 今は、殆どの企業がインターネット、WEBの
技術を使ってビジネスを しているし、殆どの企業がシステムを持っ
ているのが当たり前である。
人事系の出勤簿だってそうである。WEBで登録したりするよね。
現在は業態に関わらずどの企業もIT系の企業といっても間違いで
はない。
銀行だろうと食品だろうと、どこの企業でもIT技術を使ってビジネス
をするのは常識である。
よく芸能人が、「IT社長とお付き合いしてます。」というのは、
不動産屋とお付き合い、洋服屋とお付き合いというより、 IT系社
長とお付き合いといった方が、ウケが、いいからそういうだけで あ
る。(不動産屋さん、洋服屋さんもIT技術を使って仕事をしている)
ただマスコミがいう、世間でそう思われているIT系、IT社長は、②の
ケース が多いのではないかな。
規模の大小は全く関係無く、年収○○○、年商○○○と謳い、 儲かって、
派手な生活してますのイメージである。
そのイメージが未だに残っており、IT系というイメージが 変に誤解さ
れている。
現在では、かつてのITバブルも崩壊して暫く経つので、 かなり真面目
なビジネスとして、実績を上げているケースが 多くなっているのは間
違いない。
昨今のZOZOの前澤さんの会社もそうであろうし、DeNAや 楽天なども
世間に完全に認知されてきている。
※個人的な意見だが、楽天なんかは「金融系」の企業と思っている。
こういった華々しい企業だけにフォーカスしてIT系といっているが 本来
のIT系は、①が殆どで、多くの企業システムでコツコツと 開発、維持、
メンテをしている。
SEやプログラマーという職業がそうであり、非常に地味でコツコツが
本来のIT系、否、コンピュータ系、システム系といった方がピッタリす
るかな?
ITシステムが企業において浸透、状態化したため、今後はどう呼ばれる
の だろうか。横文字や、諸略した呼び方が好きな業界である。
以上